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美しい海と豊かな自然に囲まれた石垣島。「いつ行くのがベストなの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、石垣島のベストシーズンは旅の目的によって変わります。マリンスポーツを楽しみたいなら夏、のんびり観光したいなら冬がおすすめです。
この記事では、目的別のベストシーズンから月別の気候情報まで、石垣島旅行の計画に役立つ情報をわかりやすく解説します。
目次
石垣島は1年中旅行できる魅力的な島ですが、何を楽しみたいかによってベストな時期が異なります。ここでは、代表的な3つの目的別におすすめの時期をご紹介します。
海水浴やマリンスポーツを満喫したい方には、4月から10月がベストシーズンです。
この時期は海水温が25度以上になり、ウェットスーツなしでも快適に海に入れます。特に6月下旬から9月は海の透明度が高く、シュノーケリングやダイビングに最適です。
ただし、7月から9月は台風シーズンでもあるため、天候の変化には注意が必要です。比較的安定した天気を求めるなら、4月下旬から6月上旬、または10月がおすすめです。
島内観光や離島めぐりをゆっくり楽しみたい方には、11月から2月がベストシーズンです。
この時期は観光客が少なく、人気スポットも比較的空いています。気温は15度から20度と本州の春のような気候で、過ごしやすいのが特徴です。
海で泳ぐには少し寒いですが、竹富島や西表島への離島観光、川平湾の散策、星空観察など、海以外のアクティビティを存分に楽しめます。のんびりとした島時間を満喫したい方にぴったりの季節です。
旅行費用を抑えたい方には、1月から2月がベストシーズンです。
年末年始の繁忙期が終わった1月中旬以降は、航空券やホテルの料金が大幅に下がります。ハイシーズンと比べて半額近くになることもあり、お得に石垣島旅行を楽しめます。
この時期は海水浴には向きませんが、ウェットスーツを着ればダイビングも可能です。また、観光地が空いているため、写真撮影もゆっくりできるメリットがあります。
石垣島を訪れる前に知っておきたいのが、独特な気候の特徴です。亜熱帯気候ならではの天気パターンを理解しておくと、旅行計画がスムーズに立てられます。
石垣島は亜熱帯気候に属し、1年を通して温暖な気候が特徴です。
年間平均気温は約24度で、冬でも15度を下回ることはほとんどありません。本州が真冬でも、石垣島では半袖で過ごせる日が多くあります。
季節の変化は本州ほど明確ではなく、夏と冬の2つの季節に分かれているイメージです。3月から10月が夏、11月から2月が冬に該当します。春と秋は短く、あっという間に次の季節に移り変わります。
石垣島で特に注意したいのが、7月から10月にかけての台風シーズンです。
この期間は平均して月に1〜2個の台風が接近または通過します。8月と9月が最も台風の影響を受けやすく、飛行機の欠航やツアーの中止が発生することもあります。
台風が接近すると、2〜3日間は外出が難しくなる場合があります。この時期に旅行を計画する場合は、日程に余裕を持たせることをおすすめします。台風情報は出発前にこまめにチェックしましょう。
石垣島の天気は変わりやすく、雨と晴れが交互に訪れるのが特徴です。
特に4月から6月の梅雨時期は、スコールと呼ばれる短時間の強い雨が降ります。ただし、1日中降り続くことは少なく、雨が上がればすぐに晴れ間が広がります。
冬の時期も数日おきに雨が降りますが、長雨になることはまれです。天気予報で雨マークがついていても、1日のうちで晴れる時間帯があることが多いので、諦めずに観光を楽しめます。
石垣島の四季にはそれぞれ異なる魅力と注意点があります。旅行の時期を決める際の参考にしてください。
春の石垣島は気候が安定し始め、海開きも始まる快適なシーズンです。
メリットは、気温が20度から25度と過ごしやすく、観光客もまだ少ないことです。4月下旬からはウェットスーツなしで海に入れるようになります。また、3月には日本一早い桜の開花、4月から5月にはヤエヤマヒメボタルの幻想的な光景が楽しめます。
デメリットは、3月はまだ風が強く肌寒い日があることと、5月から6月初旬は梅雨に入ることです。ただし、石垣島の梅雨は本州のような長雨ではなく、晴れ間も多いため観光への影響は限定的です。
夏は石垣島が最も賑わう、マリンアクティビティの最盛期です。
メリットは、海の透明度が最高になり、ダイビングやシュノーケリングに最適なことです。気温は30度前後で海水温も28度以上あり、長時間海で遊べます。また、旧盆のエイサーなど、地元のお祭りやイベントも多く開催されます。
デメリットは、観光客が多く混雑することと、7月から9月は台風シーズンであることです。また、日差しが非常に強いため、日焼け対策が必須です。航空券やホテルの料金も1年で最も高くなります。
秋は夏の賑わいが落ち着き、まだ暖かさが残る穴場のシーズンです。
メリットは、10月でも海水温が25度以上あり、マリンスポーツを楽しめることです。観光客が減り始めるため、ゆったりと島を散策できます。また、9月下旬から10月は台風シーズンが終わりに近づき、天候も安定してきます。
デメリットは、9月上旬はまだ台風の影響を受ける可能性があることと、11月後半になると海水浴には少し寒くなってくることです。ただし、ウェットスーツを着れば11月でもダイビングは十分楽しめます。
冬は観光客が少なく、のんびりと島時間を過ごせる静かなシーズンです。
メリットは、旅行費用が最も安くなることと、人気観光スポットが空いていることです。気温は15度から20度と本州に比べれば暖かく、晴れた日は半袖で過ごせます。また、空気が澄んでいるため、星空観察に最適な季節です。
デメリットは、海水浴には寒すぎることと、北風が強い日が多いことです。曇りの日や風が強い日は体感温度が下がるため、長袖の羽織りものが必要です。ただし、ウェットスーツを着ればダイビングやシュノーケリングも可能です。
ここでは、季節ごとの気温、服装、おすすめの楽しみ方を詳しく解説します。旅行時期の具体的なイメージを掴んでください。
冬の石垣島は平均気温18度から19度で、本州の春のような気候です。
日中は20度を超える日も多く、晴れていれば半袖で過ごせます。ただし、朝晩は15度前後まで下がることがあり、北風が強い日は体感温度が10度近くになることもあります。
服装は、半袖のTシャツに薄手のパーカーやカーディガンを重ね着するスタイルがおすすめです。ウインドブレーカーなど風を通さない上着が1枚あると便利です。日中は暖かくなるため、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
おすすめの楽しみ方は、離島観光や島内のドライブです。竹富島の水牛車観光、西表島のマングローブカヤック、川平湾の散策など、海に入らなくても楽しめるアクティビティが充実しています。また、1月下旬からは日本一早い寒緋桜が咲き始め、お花見も楽しめます。夜は満天の星空観察もおすすめです。
春の石垣島は平均気温20度から26度と過ごしやすく、徐々に夏の気配を感じる季節です。
3月はまだ少し肌寒い日もありますが、4月以降は気温が急上昇し、日中は半袖で十分な暖かさになります。5月には海水温も25度近くまで上がり、海水浴シーズンが本格的に始まります。
服装は、3月は長袖シャツに薄手の羽織りもの、4月からは半袖のTシャツやワンピースが基本です。5月は真夏の服装でOKですが、日焼け対策として薄手の長袖パーカーがあると便利です。紫外線が強くなる時期なので、帽子やサングラスも忘れずに。
おすすめの楽しみ方は、4月下旬からの海開き以降のマリンアクティビティです。まだ観光客が少ない時期なので、人気のシュノーケリングスポットもゆっくり楽しめます。また、4月から5月にかけては、夜に光る貴重なヤエヤマヒメボタルを観察できる特別な時期です。石垣島の春ならではの自然現象を体験できます。
夏の石垣島は平均気温29度前後、海水温は28度以上になる本格的なリゾートシーズンです。
6月中旬に梅雨が明けると、連日晴天が続きます。日差しが非常に強く、日中の体感温度は35度を超えることもあります。海は1年で最も透明度が高く、マリンスポーツに最高のコンディションです。
服装は、通気性の良い半袖Tシャツ、ショートパンツ、サンダルなど、真夏の軽装が基本です。ただし、日焼け対策は必須で、ラッシュガードや長袖のUVカットパーカーを用意しましょう。室内の冷房が効きすぎていることもあるため、薄手のカーディガンもあると安心です。
おすすめの楽しみ方は、なんといってもマリンアクティビティです。幻の島上陸ツアー、マンタウォッチング、青の洞窟シュノーケリング、SUPなど、石垣島の美しい海を満喫できます。また、5月から7月にかけては、一夜で咲いて散る幻想的なサガリバナの観察もできます。夜は天の川がくっきり見える星空観察もおすすめです。
秋の石垣島は平均気温23度から28度で、まだ夏の暖かさが残る快適な季節です。
9月はまだ真夏の暑さが続きますが、10月になると徐々に過ごしやすい気候になります。10月でも海水温は26度以上あり、11月前半までは快適に海で遊べます。台風シーズンも10月中旬以降は落ち着いてきます。
服装は、9月は真夏と同じ半袖の軽装でOKです。10月以降は日中は半袖、朝晩は薄手の長袖シャツがあると便利です。11月後半になると少し涼しくなるため、パーカーなどの羽織りものを用意しましょう。日差しはまだ強いので、UV対策も忘れずに。
おすすめの楽しみ方は、まだ海で遊べるこの時期にマリンスポーツと観光の両方を楽しむことです。観光客が減り始める時期なので、人気のダイビングスポットやシュノーケリングツアーも予約が取りやすくなります。また、10月は果物のシーズンでもあり、島バナナやドラゴンフルーツなど、南国フルーツを味わえます。
石垣島には季節ごとに楽しめる魅力的なアクティビティがたくさんあります。
ベストシーズンに合わせて体験したいおすすめをご紹介します。
4月から10月は、石垣島の美しい海を満喫できるマリンスポーツのベストシーズンです。
幻の島(浜島)への上陸ツアーは、潮の満ち引きで姿を現す無人島での撮影が人気です。360度エメラルドグリーンの海に囲まれた絶景は、SNS映え間違いなしです。
ミシュラン三ツ星を獲得した川平湾でのSUPやカヌーも外せません。透明度抜群の海をゆったりクルージングしながら、水面から熱帯魚やサンゴを観察できます。初心者でも安心して楽しめるアクティビティです。
バナナボートやジェットスキー、パラセーリングなど、スリル満点のマリンスポーツも充実しています。家族や友人同士で盛り上がること間違いなしです。
5月から10月は、海の透明度が最高になるダイビング・シュノーケリングのベストシーズンです。
石垣島は国内でも有数のマンタ遭遇率を誇るダイビングスポットです。特に7月から9月は遭遇率が70%以上になり、運が良ければ複数のマンタに出会えることもあります。初心者向けの体験ダイビングも充実しています。
青の洞窟でのシュノーケリングは、神秘的な青い光に包まれる幻想的な体験ができます。洞窟内には色とりどりの熱帯魚が泳ぎ、まるで水族館の中にいるような感覚です。
石西礁湖には日本最大級のサンゴ礁が広がっており、200種類以上のサンゴと400種類以上の熱帯魚を観察できます。ウミガメとの遭遇率も高く、一緒に泳ぐ貴重な体験ができます。
7月から10月は、晴天率が高く満天の星空を楽しめるベストシーズンです。
石垣島は日本初の「星空保護区」に認定されており、88星座のうち84星座を観測できる国内屈指の星空スポットです。都会では見られない天の川や、数え切れないほどの星々が夜空を埋め尽くします。
専門ガイド付きの星空観察ツアーに参加すれば、星座の解説を聞きながら本格的な天体観測が楽しめます。レーザーポインターで星座を示してくれるので、初心者でもわかりやすく楽しめます。
運が良ければ、流れ星や人工衛星の光も観察できます。新月の時期は特に星がよく見えるため、旅行日程を新月に合わせるのもおすすめです。
3月から5月は、日本最小のホタル「ヤエヤマヒメボタル」が観察できる貴重な時期です。
ヤエヤマヒメボタルは体長わずか5mmほどの小さなホタルで、石垣島と西表島にしか生息していません。日没後の約1時間だけ、森の中で無数のホタルが一斉に光る様子は、まるで天然のイルミネーションのようです。
最盛期の4月から5月には、数千匹のホタルが同時に明滅する幻想的な光景が広がります。この時期にしか見られない貴重な自然現象を、ぜひ体験してください。
ホタル観察ツアーは夜の開催なので、昼間は海や観光を楽しみ、夜は神秘的なホタルの光に癒されるという、充実した1日を過ごせます。
11月から2月は、海に入らずにゆっくり離島観光を楽しめるベストシーズンです。
竹富島は赤瓦の古民家が並ぶ沖縄の原風景が残る島です。水牛車に乗ってのんびり集落を巡り、三線の音色を聞きながら島時間を満喫できます。星砂のビーチでの散策も人気です。
西表島は島の90%がジャングルに覆われた自然豊かな島です。マングローブカヤックやトレッキングで大自然を体感できます。また、水牛車で海を渡って由布島に行くユニークな体験もできます。
小浜島は「ちゅらさん」のロケ地として有名で、のどかなサトウキビ畑が広がる癒しの島です。レンタサイクルで島を一周しながら、美しい景色を楽しめます。
冬の時期は風が強く海が荒れることもありますが、離島観光なら天候の影響を受けにくく、安心して旅行できます。
石垣島のベストシーズンは、旅の目的によって変わります。
マリンスポーツを楽しみたいなら4月から10月、のんびり観光したいなら11月から2月、費用を抑えたいなら1月から2月がおすすめです。
春夏秋冬それぞれに異なる魅力があり、1年を通して楽しめるのが石垣島の大きな魅力です。あなたの旅のスタイルに合ったベストシーズンを選んで、素敵な石垣島旅行を楽しんでください。
台風情報や天気予報はこまめにチェックして、余裕を持った旅行計画を立てることをおすすめします。
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