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沖縄県の南西部に位置する石垣島は、年間を通して温暖な気候と美しい海が魅力の人気観光地です。しかし、旅行を計画する際には、季節ごとの気温や気候の特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、石垣島の気温や気候の特徴を月別に解説し、それぞれの季節に適した服装や持ち物、旅行のベストシーズンについてご紹介します。
目次
石垣島は亜熱帯海洋性気候に属し、日本の他の地域と比べてとても温暖な気候が特徴です。年間の平均気温は約24℃と高く、最も寒い1月でも平均気温は18℃前後を維持します。四季の変化はあるものの、本州などと比較すると緩やかで、夏は高温多湿、冬は比較的温暖な気候となります。
石垣島の気候は大きく分けて以下の4つの季節に分類できます。
冬(12月~2月)
最も涼しい季節ですが、それでも平均気温は18〜20℃程度と温暖です。晴れの日が多く、乾燥しているのが特徴です。
春(3月~5月)
徐々に気温が上昇し、湿度も高くなってきます。5月頃には夏の暑さを感じ始めます。
夏(6月~9月)
非常に高温多湿で、最高気温は30℃を超える日が続きます。また、6月から10月にかけては台風シーズンでもあります。
秋(10月~11月)
徐々に気温が下がり、湿度も低くなります。比較的過ごしやすい季節です。
石垣島の年間平均気温は約24℃で、最高気温の平均は約27℃、最低気温の平均は約22℃です。月別の平均気温は以下の通りです。
・冬季(12~2月):平均気温 18~20℃
・春季(3~5月):平均気温 21~26℃
・夏季(6~9月):平均気温 27~29℃
・秋季(10~11月):平均気温 24~27℃
年間降水量は約2,000mm程度で、梅雨期(5月~6月)と台風シーズン(7月~10月)に降水量が増加する傾向があります。
特に5月から6月の梅雨期には、連日雨が降ることもあります。一方で、冬季は比較的乾燥しており、晴れの日が多くなります。
石垣島は一年を通して暖かい気候に恵まれていますが、時期により気温の上がり下がりや台風の影響があるため、その時の気温に合わせた準備が必要です。
ここでは、月別の石垣島の気温とおすすめの服装を確認していきましょう。
平均気温:18~19℃(最高気温:21℃前後、最低気温:16℃前後)
1月は石垣島で最も涼しい月の一つです。日中は比較的暖かく過ごしやすいですが、朝晩は冷え込むことがあります。また、北風が強く吹くことがあり、体感温度が下がることもあります。
おすすめの服装
・長袖シャツやカットソー
・薄手のセーターやカーディガン
・長ズボン
・羽織りもの(軽いジャケットやパーカーなど)
・薄手のストール(風対策に)
海で遊ぶ予定がある場合は、ウェットスーツの準備をおすすめします。水温は平均20℃前後ですが、風の影響で体感温度が下がることがあります。
平均気温:19~20℃(最高気温:22℃前後、最低気温:17℃前後)
2月も比較的涼しい月ですが、1月よりも少し気温が上がり始めます。晴れの日が多く、過ごしやすい気候ですが、朝晩の温度差には注意が必要です。
おすすめの服装
・長袖シャツやカットソー
・薄手のセーターやカーディガン
・長ズボン
・軽いジャケットやパーカー(朝晩用)
・日中は半袖でも過ごせることがある
この時期はホエールウォッチングのシーズンでもあるため、船上では風を考慮した防寒対策が必要です。
平均気温:21~22℃(最高気温:24℃前後、最低気温:18℃前後)
3月になると春らしさを感じ始め、気温も徐々に上昇します。日中は半袖で過ごせる日もありますが、朝晩はまだ冷え込むことがあります。
おすすめの服装
・半袖シャツや長袖シャツ
・薄手のカーディガン
・長ズボンや七分丈パンツ
・軽い上着(朝晩用)
・日焼け対策グッズ(日差しが強くなる)
この時期から海の透明度が上がり始め、シュノーケリングやダイビングを楽しむ人も増えます。ウェットスーツがあると安心です。
4月の気温と服装
平均気温:23~24℃(最高気温:26℃前後、最低気温:20℃前後)
4月は春本番で、過ごしやすい気候になります。日中は半袖で快適に過ごせることが多くなりますが、風が強い日や雨の日は少し肌寒く感じることもあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやカットソー
・薄手の長袖シャツ
・ハーフパンツや軽いズボン
・薄手のカーディガンや長袖シャツ(羽織り用)
・サンダルや軽い靴
この時期は観光シーズンの始まりで、海水浴やマリンアクティビティも楽しめるようになります。
平均気温:25~26℃(最高気温:28℃前後、最低気温:22℃前後)
5月は初夏の陽気となり、気温も湿度も上昇します。下旬には梅雨入りすることもあります。日中は暑く感じることが多くなりますが、雨の日は少し涼しく感じることもあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやカットソー
・軽いワンピースやシャツ
・ハーフパンツや薄手のズボン
・薄手の長袖シャツ(日焼け対策・冷房対策)
・サンダルや軽い靴
・折りたたみ傘や軽いレインコート(梅雨対策)
この時期から本格的な海水浴シーズンが始まります。日焼け対策は必須です。
平均気温:27~28℃(最高気温:30℃前後、最低気温:24℃前後)
6月は梅雨の時期で、湿度が高く蒸し暑さを感じることが多くなります。雨の日が増えますが、一日中降り続けることは少なく、晴れ間もあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやカットソー
・薄手のワンピースやシャツ
・ハーフパンツやショートパンツ
・速乾性のある素材の服(湿気対策)
・サンダルや防水シューズ
・折りたたみ傘や軽いレインコート(必須)
梅雨でも海は楽しめますが、突然のスコールに備える必要があります。速乾性のある服装がおすすめです。
平均気温:29℃前後(最高気温:32℃前後、最低気温:26℃前後)
7月は梅雨が明け、本格的な夏となります。気温・湿度ともに高く、日差しも強烈です。台風シーズンの始まりでもあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやタンクトップ
・薄手のワンピースやシャツ
・ショートパンツ
・速乾性・通気性のある素材の服
・サンダルや軽い靴
・日焼け対策グッズ(帽子・サングラス・日焼け止めなど)
この時期は海水浴のハイシーズンで、マリンアクティビティも盛んです。熱中症対策と日焼け対策は必須です。
平均気温:29℃前後(最高気温:32℃前後、最低気温:26℃前後)
8月は一年で最も暑い月の一つで、猛暑日になることも珍しくありません。湿度も高く、台風の影響を受けやすい時期でもあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやタンクトップ
・薄手のワンピースやシャツ
・ショートパンツ
・速乾性・通気性のある素材の服
・サンダルや軽い靴
・日焼け対策グッズ(必須)
・折りたたみ傘(スコール対策)
夏休みシーズンで観光客が最も多い時期です。海水浴やマリンアクティビティが盛んですが、熱中症には十分注意が必要です。
平均気温:28~29℃(最高気温:31℃前後、最低気温:25℃前後)
9月も夏の暑さが続き、湿度も高めです。台風の影響を最も受けやすい月でもあります。下旬になると少しずつ気温が下がり始めます。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやカットソー
・薄手のワンピースやシャツ
・ショートパンツや薄手のズボン
・速乾性のある素材の服
・サンダルや軽い靴
・折りたたみ傘や軽いレインコート(台風対策)
台風シーズンのため、旅行計画は天気予報をこまめにチェックすることをおすすめします。
平均気温:26~27℃(最高気温:29℃前後、最低気温:24℃前後)
10月になると少しずつ秋らしさを感じ始め、湿度も下がってきます。日中はまだ暑いですが、朝晩は少し涼しく感じることもあります。台風の影響を受けることもある月です。
おすすめの服装
・半袖Tシャツやカットソー
・薄手の長袖シャツ(朝晩用)
・ハーフパンツや薄手のズボン
・薄手のカーディガン(冷房対策)
・サンダルや軽い靴
観光シーズンの一つで、海水浴やマリンアクティビティも十分楽しめます。台風には注意が必要です。
平均気温:24~25℃(最高気温:26℃前後、最低気温:21℃前後)
11月は秋本番で、過ごしやすい気候になります。湿度も下がり、日中は暖かいですが、朝晩は少し肌寒く感じることもあります。
おすすめの服装
・半袖Tシャツや長袖シャツ
・薄手のカーディガンやパーカー
・長ズボンや七分丈パンツ
・軽いジャケット(朝晩用)
・靴やサンダル
この時期も海水浴は可能ですが、水温が下がり始めるため、ウェットスーツがあると安心です。
平均気温:20~21℃(最高気温:23℃前後、最低気温:18℃前後)
12月になると冬の訪れを感じますが、本州と比べるとまだまだ温暖です。晴れの日が多く、乾燥した日が続きます。朝晩の冷え込みには注意が必要です。
おすすめの服装
・長袖シャツやカットソー
・薄手のセーターやカーディガン
・長ズボン
・軽いジャケットやパーカー
・ストールやマフラー(風対策)
海で遊ぶ場合はウェットスーツが必要です。この時期からホエールウォッチングシーズンが始まります。
石垣島は年間を通して訪れることができますが、旅行の目的によってベストシーズンは異なります。
ベストシーズン:4月~10月
水温が高く、海を存分に楽しめる時期です。特に5月~6月と9月~10月は、気温も水温も適度で、観光客も比較的少ないためおすすめです。7月~8月は最も海を楽しめる時期ですが、観光客が多く、気温も高いため注意が必要です。
ベストシーズン:11月~5月
比較的涼しく湿度も低いため、観光やトレッキングに適しています。特に12月~2月は晴れの日が多く、乾燥しているため、アウトドア活動に最適です。
ベストシーズン:12月~4月
ザトウクジラの回遊シーズンです。特に1月~3月がピークシーズンとなります。
ベストシーズン:5月(GW後)~6月、9月~10月
春と秋の観光シーズンの間で、比較的観光客が少ない時期です。気候も穏やかで過ごしやすいです。
石垣島は台風の影響を受けやすい地域で、特に7月~10月が台風シーズンとなります。最も台風の影響を受けやすい月は8月と9月です。
石垣島の台風シーズンは、天候が急変することが特徴です。晴れていた空が突然曇り、強風を伴う激しい雨が降り始めることもあります。台風接近時には、時速200kmを超える強風と大量の降雨がもたらされ、島全体が台風の影響を大きく受けます。このような悪天候の際には、安全確保のため多くの交通機関が運行を停止し、フェリーや飛行機の欠航が相次ぐことになります。
また、観光客の安全を守るために、観光施設やビーチが閉鎖されることも一般的です。台風通過後は急速に天候が回復することもありますが、海のうねりが残ることもあるため、マリンアクティビティの再開には時間がかかる場合があります。
1.事前の情報収集
石垣島への旅行を計画する際、特に台風シーズン(7〜10月)には、事前の情報収集が非常に重要です。まず、旅行前には気象庁などの信頼できる情報源を活用し、天気予報や台風の進路情報をこまめにチェックしましょう。旅行当日に近づくほど、より正確な予測が得られます。
また、急な欠航やスケジュール変更に備えて、航空会社や宿泊施設の連絡先をスマートフォンやメモに控えておくと安心です。特に台風接近時には早めの対応が求められるため、迅速な連絡ができるように準備しておくことが大切です。
万が一のトラブルに備えて、旅行保険にも加入しておきましょう。天候によるキャンセル補償や延泊時の費用補填が含まれている保険を選べば、予期せぬ事態にも冷静に対応できます。これらの対策を講じることで、安心・安全な石垣島旅行が実現できます。
2.旅程の柔軟性を持たせる
石垣島旅行を計画する際は、天候による影響を考慮し、旅程に柔軟性を持たせることが大切です。特に台風シーズン中は、フライトのキャンセルや遅延が発生する可能性があるため、余裕のあるスケジュールを組んでおきましょう。たとえば、帰りの便は旅程最終日ではなく、1日余裕を持たせることで、万が一の欠航時にも落ち着いて対応できます。
また、台風が接近すると飛行機だけでなく、フェリーなどの海上交通も止まることが多く、島外への移動が困難になることを理解しておく必要があります。そのため、滞在日数にもゆとりをもたせ、延泊の可能性を見込んだ宿泊予約やスケジュール調整をしておくと安心です。
あらかじめ柔軟な旅程を組んでおけば、天候の変化にも冷静に対応でき、石垣島での滞在をより快適に楽しむことができます。
3.滞在中の対策
台風接近中の石垣島では、安全確保を最優先に行動することが求められます。まず、宿泊しているホテルのスタッフの指示には必ず従い、不要不急の外出は控えましょう。暴風や飛来物による事故のリスクがあるため、屋内で安全に過ごすことが大切です。
また、万が一の停電や外出困難に備えて、非常食や飲料水を事前に準備しておくと安心です。スマートフォンや電子機器の充電を確保するために、モバイルバッテリーを持参することも忘れないようにしましょう。
さらに、風雨が激しくなる可能性があるため、レインコートや折りたたみ傘などの雨具、防水バッグもあると便利です。これらの対策を講じておくことで、台風の影響を受けながらも落ち着いて滞在を続けることができ、安全な旅を実現することにつながります。
4.代替プランを用意する
台風によって屋外での観光が難しくなる可能性を考え、あらかじめ屋内で楽しめる代替プランを用意しておくことが大切です。石垣島には、石垣やいま村や石垣島鍾乳洞、郷土資料館、美ら星ゲストハウスのプラネタリウムなど、天候に左右されにくい観光スポットも多数あります。
また、おしゃれなカフェや地元の工芸体験、ショッピングモールなども雨の日の観光に適しています。事前にこうした施設をリサーチしておけば、天候が崩れても無理なくスケジュールを変更できます。
石垣島の天候は台風通過後に急速に回復することも多く、美しい青空が戻ることもあります。気象情報をこまめにチェックしながら、回復のタイミングを見計らって予定を組み直せば、短時間でも観光を再開できるチャンスがあります。柔軟な対応力が、安全で満足度の高い旅につながります。
石垣島へ旅行する際の、時期や気温に応じた持ち物を確認していきましょう。
・日焼け止め(SPF50+ PA++++)
・サングラス
・帽子
・虫よけスプレー
・常備薬
・モバイルバッテリー
・水筒
・タオル
・クレジットカード(島内のATMは限られています)
・半袖・ノースリーブの服
・ショートパンツ
・水着(2セット以上)
・ラッシュガード
・サンダル
・折りたたみ傘
・速乾タオル
・熱中症対策グッズ(塩飴、経口補水液など)
・汗拭きシート
・冷感タオル
・長袖シャツやカットソー
・薄手のセーターやカーディガン
・長ズボン
・軽いジャケットやパーカー
・ストールやマフラー
・ウェットスーツ(海で遊ぶ場合)
・折りたたみ傘
・レインコートや防水ジャケット
・防水バッグ
・速乾性の服
・防水スマホケース
・水着
・ラッシュガード
・マリンシューズ
・防水カメラ
・ドライバッグ
・日焼け止め(耐水性のもの)
・サンダル
A1: 冬季(12月~2月)の海水温は20~22℃程度で、本州の夏の海水温に近いです。短時間の遊泳は可能ですが、風が強い日は体感温度が下がるため、ウェットスーツの着用をおすすめします。また、冬季は海水浴場としての開設はしていないビーチが多いため、ライフガードがいないことに注意が必要です。
A2: 石垣島の梅雨(5月下旬~6月)は、本州と比べると短く、一日中雨が降り続けることは少ないです。スコール的な雨が短時間降り、その後晴れ間が見える「晴れ間梅雨」のパターンが多いです。ただし、降水量は多いため、雨具の準備は必須です。
A3: 7月~10月(特に8月・9月)は台風の影響を受けやすい時期です。フライトのキャンセルや延期のリスクがあります。旅行保険への加入や、日程に余裕を持たせるなどの対策をすることをおすすめします。ただし、台風接近が予測されない場合は、比較的安定した好天が続くことも多いです。
A4: 7月と8月が最も暑く、最高気温が32℃を超える日が続くことがあります。また、湿度も高いため、体感温度はさらに高く感じることがあります。熱中症対策を十分に行い、日中の激しい運動は避けることをおすすめします。
A5: 季節によって異なりますが、冬季は15~20℃程度の差があることもあります。例えば、1月の東京の平均気温が5~6℃程度なのに対し、石垣島は18~19℃です。夏季の気温差は比較的小さくなりますが、湿度や日照時間の違いが体感温度に影響します。
A6: 石垣島は年間を通して日差しが強いため、季節を問わず日焼け対策は必須です。特に夏季は紫外線量が非常に多くなるため、日焼け止め(SPF50+ PA++++)の定期的な塗り直し、帽子、サングラス、ラッシュガードなどの着用をおすすめします。
A7: 石垣島は公共交通機関が限られているため、島を自由に観光するにはレンタカーがあると便利です。冬季(12月~2月)でも日中は20℃前後で過ごしやすいですが、朝晩は18℃程度まで下がることがあります。本州の冬と比べると暖かいですが、薄手の上着があると安心です。
石垣島は亜熱帯海洋性気候に属し、年間を通して温暖な気候が特徴です。旅行の目的や季節によって、適切な服装や持ち物が異なりますので、事前に情報を収集して準備することが大切です。
特に以下のポイントを押さえておくと、より快適な石垣島旅行が楽しめます。
1.季節ごとの特徴を理解する:夏は高温多湿、冬は温暖乾燥という特徴があります。
2.目的に合わせたベストシーズンを選ぶ:マリンアクティビティなら4月~10月、観光やトレッキングなら11月~5月がおすすめです。
3.台風シーズンに注意する:7月~10月は台風の影響を受けやすいため、柔軟な旅程を組むことが大切です。
4.適切な服装と持ち物を準備する:季節に合わせた服装と、日焼け対策グッズは必須です。
5.柔軟な旅行計画を立てる:天候の変化に対応できるよう、屋内で楽しめる観光スポットも事前にリサーチしておきましょう。
石垣島の気候を理解し、適切な準備をすることで、美しい海と豊かな自然、独自の文化を存分に楽しむことができます。ぜひ、この記事を参考に、快適な石垣島旅行を計画してください!
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