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石垣島の美しい海でシュノーケル半日体験を楽しみたい方へ!
本記事では、石垣島でシュノーケリングが人気な理由から、初心者でも安心して参加できるおすすめスポット、半日で満喫できるモデルスケジュール、ツアーの流れや持ち物のアドバイスまで、初めての方にもわかりやすく徹底解説します。
南国のカラフルな魚たちとサンゴ礁の海に飛び込んで、石垣島旅行の最高の思い出を作りましょう。
目次
石垣島は沖縄本島からさらに南西へ約400km離れた八重山諸島に位置し、日本有数の透明度を誇る海に囲まれています。そんな石垣島でシュノーケリングが人気な理由は、大きく分けて以下のポイントが挙げられます。
1.抜群の透明度と豊かなサンゴ礁
石垣島の海は透き通るようなクリアブルーで、水中の視界がとてもクリアです。島周辺には日本最大級のサンゴ礁域「石西礁湖(せきせいしょうこ)」が広がっており、約300種類以上もの色とりどりのサンゴが生息しています。
そのサンゴ礁を住みかにするカラフルな熱帯魚たちを間近に観察できるのは、シュノーケリングならではの醍醐味です。
2.手軽に楽しめる海中散策
シュノーケリングは特別な免許や高度な技術が不要で、初心者でも気軽に海中世界を楽しめるアクティビティです。浅瀬で顔を水につけて浮かぶだけでも、まるで天然の水族館に入り込んだような体験ができます。
石垣島ではビーチからすぐにサンゴ礁が広がっている場所も多く、「少し海に浸かるだけでカクレクマノミ(ニモ)に出会えた!」という声も聞かれるほど手軽に感動体験ができます。
3.年間を通してベストシーズン
石垣島の気候は温暖で、海水温も比較的高めのため、シュノーケリングは基本的に一年中楽しめます。夏はもちろん、冬でもウェットスーツを着用すれば透明度の高い海で熱帯魚を観察可能です(冬場の石垣島の海はプランクトンが少なくなるため、むしろ視界がさらにクリアになるとも言われます)。
季節を問わず楽しめる柔軟さも人気の理由の一つです。
4.豊富な海の生き物との出会い
石垣島の海では、カラフルな魚やサンゴだけでなく、ウミガメやマンタ(オニイトマキエイ)といった大物に遭遇できることもあります。特にウミガメは高い確率で出会えるスポットがあり、一緒に泳げたら感動間違いなし。
また夜行性の生き物以外は昼間でも活動的なので、半日という短い時間でも十分に色々な海の生物を見られるチャンスがあります。
こうした理由から、「石垣島に来たらシュノーケリングは外せない!」と多くの旅行者が感じるほど人気のアクティビティとなっています。
「初めてだけど石垣島でシュノーケリングしてみたい」という方のために、初心者でも安心して楽しめる人気スポットをいくつかご紹介します。
地形や潮の流れが穏やかで、サンゴや魚が豊富なポイントばかりなので、小さなお子さん連れでも安心です。ツアーでしか行けない場所もありますが、ガイドと一緒なら安全に美しい海を堪能できます。
石垣島北部の米原(よねはら)ビーチは、シュノーケラーに大人気のスポットです。ビーチのすぐ沖合にカラフルなサンゴ礁が広がり、熱帯魚もたくさん見られます。遠浅で波も比較的穏やかなため、足の着く浅瀬から安心してエントリー可能です。
シュノーケリング器材の貸し出しを行っている売店も近くにあり、初心者が自分で楽しむのにも向いています(ただし干潮時はサンゴまでの水深が浅くなるので、満潮に近い時間帯を狙うのがおすすめです)。
石垣島有数の景勝地・川平湾の近くに位置する穴場ビーチが川平タバガーです。観光名所の川平湾は遊泳禁止ですが、そのすぐ隣にあるタバガー地区の浜辺からはシュノーケリングが楽しめます。潮流がほとんどなく、水深も浅めで生き物も豊富なため、初心者や小さい子供連れでも比較的安心して泳げる隠れた名スポットです。
透明度の高い海中ではクマノミやスズメダイなど可愛い魚たちが出迎えてくれます。市街地からレンタカーで30分程度とアクセスもしやすいので、旅程に組み込みやすいポイントでしょう。
「幻の島」と呼ばれる浜島(はましま)は、石垣島の沖合にぽっかり浮かぶ砂洲(砂だけでできた小さな無人島)です。干潮時にだけ白い砂浜が海上に姿を現すことからこの名がついています。360度海に囲まれた絶景ロケーションで、上陸して写真撮影を楽しんだり、島周辺の浅瀬でシュノーケリング体験ができます。
幻の島自体にはサンゴ礁はありませんが、多くのシュノーケルツアーでは幻の島上陸と近隣のサンゴポイントでのシュノーケリングをセットで楽しめるようになっています。波が穏やかな日が多く初心者向けのツアーとして大人気です。
石垣島にも「青の洞窟」と呼ばれる神秘的なスポットがあります。石垣島北部の海岸沿いにある洞窟で、晴れた日中には洞窟内の海面が青く輝いて見えることからその名が付いています。
洞窟周辺の海域は波が穏やかで透明度抜群なため、シュノーケリング初心者でも安心して楽しめます。浅瀬にはテーブルサンゴが広がり、運が良ければウミガメが優雅に泳ぐ姿を目にすることも。鍾乳洞のような洞窟内はパワースポットとも言われ、探検気分で楽しめるのも魅力です。
ただし場所がわかりにくく個人では行きにくいので、青の洞窟シュノーケルツアー(半日コースなど)に参加して訪れるのがおすすめです。
石垣島の北西部、名蔵湾と川平湾の中間あたりに位置する大崎(おおさき)エリアは、ウミガメ遭遇率が高いことで知られるポイントです。ビーチから直接ではなくボートで行く沖合のスポットになりますが、浅場に海草が茂る穏やかな海域のためウミガメが餌を食べによく集まっています。
シュノーケリングでも高確率でアオウミガメに出会えるため、ウミガメと一緒に泳ぎたい人に大人気。もちろんサンゴ礁と魚影も見事で、水中カメラを持って行けばカメやカクレクマノミとのツーショット写真も狙えます。
こちらもツアー参加が必要ですが、初心者でもガイドが丁寧にサポートしてくれるので安心です。
石垣島滞在中、「午前だけ」「午後だけ」の空き時間を使って気軽にシュノーケリングを体験したい方も多いでしょう。ここでは半日で効率よく楽しめるモデルスケジュールをご紹介します。
ツアーに参加する場合の一例ですが、だいたいどのツアーも似たような流れですので参考にしてください(開始時間はツアーによって異なります)。
8:00~8:30
集合・送迎: 宿泊先ホテルや指定の港に集合します。レンタカーで直接現地集合の場合は8時半頃までに現地へ到着。受付を済ませたら、申込書記入やシュノーケル器材のフィッティングを行います。初めてで不安な方も、スタッフが器材の使い方を丁寧に教えてくれるので安心です。
9:00
出港・ポイントへ移動: ボートに乗り込み、シュノーケリングスポットへ向けて出発!港を離れると心地よい潮風を感じながらクルージング気分。移動中にガイドから今日行くポイントの説明や注意事項、安全講習などがあります。石垣島の海景色を眺めていると、あっという間に目的のスポットへ到着です。
9:30
シュノーケリング開始: シュノーケルポイントに到着したら、いよいよ海へエントリー!マスクとシュノーケル、フィン(足ひれ)を装着し、ゆっくり海に入っていきます。顔を水につけると、透明な水の中にカラフルな魚たちが泳いでいるのが見えて感動する瞬間。最初は緊張するかもしれませんが、浮力のあるライフジャケットを着ていればぷかぷか浮いているだけでOKです。ガイドが浮き輪やビート板を持って先導してくれるので、水が怖い人でも安心して魚観察に集中できます。
10:15
休憩・ポイント移動: 一度ボートに上がって休憩。飲み物で水分補給をしたり、景色を眺めてほっと一息つきます。ツアーによってはこのタイミングで別のスポットへボートで移動し、2か所目のシュノーケリングを体験できる場合もあります(例えば幻の島上陸を挟んでから別のサンゴ礁ポイントに行くなど)。複数回泳ぐことで異なる景観や生き物との出会いが楽しめてお得感満点です。
11:00
シュノーケリング再開: 休憩後、体力に余裕があればもうひと泳ぎ。まだ見足りない魚がいないか、水中カメラで写真を撮り残していないか、思い残しがないようたっぷり堪能しましょう。慣れてきたころには、自分で自由に泳いで好きな生物を探す余裕も出てきます。ガイドが指さす方向に珍しい生物が隠れていることもあるので、合図があったら注目してみてください。
11:30~12:00
帰港・解散: たっぷり海を満喫したら港へ戻ります。帰りのボートでは、海風に吹かれながら「楽しかったね!」と仲間と感想を言い合ったり、ガイドさんに質問して知識を深めたりと和やかな時間。港に到着後、器材を返却してツアーは解散となります。ホテル送迎付きの場合はそのまま送迎車で移動し、12時~12時半頃にはホテルに戻れるイメージです。午後の時間も有効に使えるのが半日ツアーの嬉しいところですね。
13:00~13:30
集合・受付: 午後発のツアーの場合、この時間帯に合わせて集合します。午前コースと同様に事前説明や器材合わせを行い、出港準備を整えます。昼食は各自で済ませてから参加しましょう(船上での飲食は酔い予防のため控えた方が無難です)。
14:00
出港・ポイント移動: 午後の日差しが照らす海へ向けてボートで出発します。お昼過ぎの海は太陽光が明るく水中を照らしてくれるので、朝とはまた違った景色が楽しめます。移動中は周囲の島々の風景を眺めたり、午前コースと同様に安全説明を聞いたりして過ごします。
14:30
シュノーケリング開始: ポイント到着後、エントリー開始。午後でも海況が落ち着いていれば透明度は抜群です。明るい陽射しの中、サンゴ礁と魚たちの色合いがより鮮やかに目に映るでしょう。ライフジャケットの浮力に身を任せ、南国の海中散歩を満喫しましょう。疲れやすい暑い時間帯でもあるので、適宜休みながら自分のペースで大丈夫です。
15:15
小休憩: ボートに一旦戻って休憩し、水分補給をします。ご希望があれば別のポイントに移動してもうひと泳ぎすることも可能です。午後コースは日没時間との兼ね合いで泳げる時間が午前よりやや短めですが、その分内容が凝縮されています。
15:45
シュノーケリング終了、帰港へ: 最後の海を名残惜しみつつ終了時間となります。器材を外してボートに上がり、帰り支度。ボートクルージングをしながら夕方前の穏やかな海を眺め、港へと戻ります。
16:30~17:00
解散: 港に到着し解散となります。ホテル送迎ありの場合は夕方までに宿に帰着します。ちょうど日没前後に戻れるので、希望すればその後サンセットを見るドライブに出かける余裕も。半日参加でも石垣島の海を十分満喫でき、残りの半日も有効活用できるのが午後コースの魅力です。
実際のシュノーケリングツアーがどのように進行するのか、そしてどんな体験ができるのかをもう少し詳しく見てみましょう。初めての方でもイメージしやすいよう、一般的な半日シュノーケルツアーの流れを追ってご説明します。
1.集合・受付
ツアー当日、指定の時間までに集合場所(港やショップ、ホテルロビーなど)へ行きます。スタッフに名前を伝えて受付を済ませ、参加同意書に署名します。その後、更衣室で水着着用など準備をしたり、荷物を必要最低限にまとめて預けたりします。貴重品は自己管理となる場合も多いので注意しましょう。
2.出発・ブリーフィング
全員が揃ったらスタッフの誘導でボートに乗船し出港します。乗船後、移動中にガイドからシュノーケリングの簡単な講習や注意事項の説明(ブリーフィング)があります。マスクの曇り止めの仕方や呼吸のコツ、耳抜きの方法(潜る場合)など、安全に楽しむためのポイントを教えてくれるのでしっかり聞いておきましょう。ライフジャケットは全員必ず着用します。
3.エントリー(入水)
シュノーケルポイントに到着したら、順番に海へ入ります。初心者は怖がらず、まずはボートのはしごやロープにつかまりながらゆっくり顔を水につけてみましょう。最初はドキドキしますが、ガイドがしっかり隣でサポートしてくれるので安心です。顔をつけた瞬間に広がる色鮮やかな海中風景に、思わず「わあっ!」と声が漏れるかもしれません。
4.シュノーケリング体験
水に慣れてきたら、いよいよ周囲を泳いで回ります。シュノーケリングでは基本的に顔は水中に入れたまま、足ヒレをゆっくり動かして進みます。ライフジャケットの浮力があるので沈む心配はいりません。呼吸は口でゆっくり、疲れたら仰向けになって体を休めることもできます。ガイドが指差す方向にカクレクマノミが隠れていたり、サンゴの間からウツボが顔を出していたり、次々に発見があるでしょう。手を伸ばせば届きそうな距離に魚たちが近づいてくることもあり、大興奮間違いなしです。
5.水中写真タイム
ツアーによってはガイドが水中カメラで写真撮影をしてくれます。仲間やカップルで参加の場合、みんなで輪になって泳ぐ様子や、後ろを魚の群れが横切る瞬間など、プロならではの構図で撮ってくれることも。ウミガメに遭遇できたら一緒に記念撮影してくれることもあります。もちろん自分でカメラを持ち込んで撮影してもOKですが、機材はしっかり防水対策をしましょう。
6.休憩・移動
ひとしきり泳いだら、無理をせず一度ボートに戻って休憩します。タオルで体を拭いて、飲み物で水分補給。石垣島の太陽は強いので水に入っていても意外と体力を消耗します。適度に休みを入れることで後半も安全に楽しめます。複数スポット巡りのツアーでは、このタイミングで場所を移動して再度エントリーします。
7.ツアー終了・帰港
シュノーケリング時間が終わったら、器材を外してボートへ上がります。帰りは潮風を浴びながら港へ戻るクルージングタイム。海に入った後は体が少し冷えることもあるので、風を避けて上着を羽織るなどして過ごしましょう。港に到着したら器材を返却し、解散です。シャワーや更衣室が用意されている場合は着替えてサッパリできます(ない場合は一旦ホテル等に戻ってからの着替えになります)。最後にガイドさんにお礼を言って、素敵な海の冒険が終了となります。
このような流れで、半日とは思えないほど充実した体験ができるのが石垣島のシュノーケルツアーです。最初は緊張していた初心者の方も、終わる頃には「もう終わり?もっと泳ぎたい!」と思うほど夢中になっていることでしょう。
シュノーケリングに参加する際、事前に用意しておきたい持ち物と適した服装についてまとめます。初心者の方は何を準備したらいいか迷うかもしれませんが、以下をチェックしておけば安心です。
1.水着
シュノーケリングをする際は必須です。ツアー当日はあらかじめ水着を着用して集合すると現地でスムーズに準備できます。女性はビキニよりもずれにくいスポーツタイプ、男性はサーフパンツなど動きやすいものがおすすめです。
2.ラッシュガードやTシャツ
強い日差しやサンゴとの接触から肌を守るために、長袖のラッシュガードを着ると安心です。無ければTシャツでも代用できます。特に夏場は日焼け防止とクラゲ避けのためにも上に一枚着ることを強くおすすめします。
3.マリンシューズ or ビーチサンダル
船に乗るまではサンダル履きでOKですが、岩場やサンゴのかけらがある所を歩く際にはマリンシューズがあると便利です。ビーチからエントリーする場合も足を切る危険があるので、素足ではなく履物を用意しましょう。ツアーによってはフィン(足ひれ)を履くためボート上で裸足になることもあります。
4.タオル
大判のバスタオルを1枚持っていきましょう。泳いだ後に体を拭いたり、防寒代わりに羽織ったりと何かと役立ちます。予備にフェイスタオルがあるとなお良いです。
5.着替え一式
ツアー後に着替えるための下着や服を用意しましょう。半日ツアーでも海水で体が濡れるので、終了後に乾いた服に着替えられるようバッグに入れておきます。
6.日焼け止め
強烈な南国の太陽から肌を守るため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを事前にしっかり塗っておきましょう。環境に配慮したサンゴに優しい日焼け止めだとなお良いです(ツアー前に塗っておけば海で落ちにくいです)。
7.帽子・サングラス
ボート上や幻の島上陸時など、海に入っていない時間帯の日差し対策に帽子やサングラスがあると快適です。風で飛ばないようストラップ付きの帽子がベター。
8.酔い止め薬
船酔いが心配な方は、事前に酔い止めを飲んでおきましょう。特に波がある日のボート移動では酔ってしまう人もいます。ツアー開始30分~1時間前までに服用しておくと効果的です。
9.防水バッグ
濡れた水着やタオルを入れたり、スマホやカメラを防水ケースに入れて持ち歩いたりするのに便利です。完全防水の大きめの袋が一つあると重宝します。
なお、マスク・シュノーケル・フィン・ライフジャケットなどの基本装備は通常ツアー代金に含まれており、貸し出してもらえます。自前で持っている方以外は無理に購入する必要はありません。また、コンタクトレンズを使用の方はそのままマスクを着けられます(度付きレンズのマスクを用意しているショップもあります)。必要な物をしっかり準備して、当日は思い切り海を楽しみましょう。
石垣島でシュノーケリングを楽しむには、まず島へのアクセスと島内での移動手段を押さえておきましょう。遠く離島への旅ですが、事前に計画しておけば移動もスムーズです。
1.飛行機でのアクセス
石垣島へは日本本土や沖縄本島から飛行機でアクセスできます。東京(羽田)や大阪(関西・伊丹)、名古屋、福岡など主要都市から石垣島直行便が運航しています(所要約3時間)。
沖縄本島(那覇)からは約1時間のフライトで、1日に多くの便があります。石垣島の玄関口は南ぬ島石垣空港(新石垣空港)で、島の南東部に位置しています。
2.フェリーでのアクセス
現在、本州から直接石垣島へ向かう長距離フェリー航路は一般的ではありません。那覇から八重山諸島へのフェリーもありますが、所要時間が長く本数も限られるため、旅行者はほとんど飛行機を利用します。短期の旅行であれば飛行機の利用をおすすめします。
1.レンタカー
石垣島を観光するならレンタカーが最も便利な移動手段です。空港や市街地でレンタカーを借りることができ、主要スポットへの移動も自由自在。シュノーケリングスポットの多くは市街地から離れた場所にあるため、車があるとビーチめぐりもしやすくなります。
駐車場はビーチ付近や港に整備されている所も多いです。運転免許があり運転に慣れているなら、レンタカー利用を検討しましょう。
2.路線バス
島内には東運輸が運行する路線バスがあります。空港から市街地、川平方面や北部方面へもバス路線がありますが、本数が少なく時間通りに動きにくいのが難点です。
例えば、市街地から米原ビーチ方面へ向かうバスは一日数本程度なので、バス利用でシュノーケルスポットを訪れる場合は時刻表に注意が必要です。時間に余裕を持った計画にしましょう。
3.タクシー
島内各所をタクシーで移動することも可能ですが、距離が長いと料金も高額になりがちです。複数人での旅行で短距離を移動する際には便利ですが、ビーチ巡りにはあまり現実的ではありません。どうしても車が運転できずバス時間も合わない場合は、タクシーをチャーターするという手もあります。
4.ツアー送迎
シュノーケリングツアーを申し込むと、宿泊先からの無料送迎サービスが付いていることがあります。特に市街地や繁華街近辺のホテルであれば迎えに来てくれるショップが多いので、レンタカーが無くてもツアー参加は可能です。申し込み時に送迎の有無を確認し、希望する場合は宿泊場所を伝えておきましょう。
島内移動はレンタカーが王道ですが、運転に自信がない場合は送迎付きのツアーを活用したり、比較的アクセスしやすいビーチ(底地ビーチやフサキビーチなど市街地寄り)を選ぶと良いでしょう。
石垣島のシュノーケリングは年間を通して楽しめますが、季節ごとに海の様子や楽しみ方に少しずつ特徴があります。ベストシーズンと合わせて季節ごとのポイントを押さえておきましょう。
春の石垣島は次第に気温が上がり、海も穏やかな日が増えてくる季節です。3月はまだ水温が低め(20℃前後)なのでウェットスーツが必要ですが、4月~5月になると水温も25℃近くまで上がり快適になってきます。
GW(ゴールデンウィーク)前後から徐々に海水浴シーズンが始まり、人出も増えますが夏本番前で比較的余裕があります。春は雨も少なく天候が安定している日が多いため、海況も良好な日が多い傾向です。冬より魚の活性も上がってきて、水中での出会いも増えるでしょう。ベストシーズン序盤の穴場と言えます。
石垣島の夏はまさにシュノーケリング最盛期。海水温は28~30℃と高く、一番暖かい時期になります。6月頃から本格的に夏日が続き、8月は猛暑日になることも。海に入ればとても快適ですが、ボート上や幻の島など直射日光を浴びる場所では熱中症対策が必要です。日焼け止めや帽子、水分補給を怠らないようにしましょう。
魚たちも活発で、色とりどりの熱帯魚に加えサンゴの産卵が見られることもある季節です。ただし、7月後半~9月は台風シーズンでもあります。海況が荒れる日も増え、ツアーが中止になる可能性もありますので日程には余裕を持たせるか、台風情報には注意しましょう。とはいえ晴れた夏の日の石垣の海は格別で、まさにベストシーズンといえます。
秋の石垣島は夏の暑さが少し和らぎ、過ごしやすい気候になります。海水温も10月ならまだ27~28℃と高く、11月でも25℃前後を保つため引き続きシュノーケリングを楽しめます。10月は台風が発生することもありますが、下旬から11月にかけては台風シーズンも落ち着き、天気が安定してくる時期です。
観光客のピークも過ぎるので、人気スポットも夏ほど混雑しません。澄んだ秋空の下、ゆったりと海を満喫できる穴場シーズンと言えるでしょう。水中の透明度も高めで、ウミガメや魚影もしっかり観察できます。暑すぎず寒すぎずの気候で初心者にも実はおすすめの季節です。
冬の石垣島はオフシーズンではありますが、シュノーケリングは可能です。海水温は20~23℃程度に下がり、ウェットスーツが必須となりますが、そのぶん海の透明度は年間で最も高くなる時期でもあります。太陽の位置が低いため光の差し込み方が夏と異なり、水中景色がクリアで遠くまで見渡せることも。
人が少ない分、貸切状態の海を楽しめる贅沢さもあります。ただし冬は北風が強まり海が荒れやすいので、天候によってはボートが出せず中止になることもあります。また、気温も15℃前後の日があり、ボート上では冷えるので防寒対策はしっかりと。
冬場に行くなら、晴天で風の穏やかな日を選ぶと最高のコンディションで楽しめます。年末年始の旅行で訪れる方もいますが、その際は営業しているショップを事前に確認しましょう。
ベストシーズンはいつ?
一般的には5月~10月頃が石垣島シュノーケリングのベストシーズンと言われます。特に梅雨明け直後の6月下旬~7月前半や、台風が少ない9月下旬~10月は、海況・天気ともに安定し透明度も高く狙い目です。
ただ、各季節にそれぞれ魅力があるため、自分が行ける時期に合わせて工夫すればいつでも石垣の海を楽しむことができます。
石垣島のシュノーケリングは様々な旅行スタイルに対応できます。ここでは、子ども連れ、カップル、一人旅それぞれのシチュエーションで楽しむためのコツやポイントを紹介します。
家族旅行で石垣島に訪れる方にもシュノーケリングは大人気です。小さなお子さんがいる場合は、子供歓迎のツアーを選ぶのが第一です。例えば「3歳から参加OK」「幼児用浮き具貸出あり」といったツアーなら、ガイドも子供の扱いに慣れていて安心できます。
子供用の小さいマスクやライフジャケットを用意してくれるショップもあります。シュノーケリング中は常に親御さんが手を繋いだり、一緒に浮き輪につかまったりしてあげましょう。
怖がる子には無理をさせず、最初はボートから水中を覗くだけでも十分です。幻の島など砂浜で遊べる場所が含まれるツアーだと子供も飽きずに楽しめます。日差し対策と水分補給をしっかり行い、休憩を多めに挟みながらゆったり体験するのがコツです。
カップルで石垣島の海を満喫するなら、写真映えスポットやロマンチックな演出があるツアーがおすすめです。幻の島上陸は二人だけの南の島に来たような特別感が味わえ、記念写真にも最適。ショップによってはウエディングフォトさながらのショットを撮ってくれるサービスもあります。
また、少人数制や貸切ツアーを利用すれば、自分たちのペースでゆっくり過ごせて新婚旅行や記念日の思い出作りにもぴったりです。シュノーケリング中にはお互いに指差しで魚を教え合ったり、一緒にウミガメを探したりと共同作業で絆も深まるでしょう。
終了後は「楽しかったね」と会話も弾み、二人の思い出に残る体験になること間違いなしです。
石垣島は一人旅で訪れる人も多く、シュノーケリングツアーもおひとり様歓迎です。一人だと不安かもしれませんが、ツアーに参加すれば同じように一人参加の人や他のグループと一緒になるので、にぎやかに楽しめます。
スタッフも積極的に声をかけてくれますし、海という共通の目的があるので自然と会話も生まれます。「一人参加だから浮かれて写真を撮ってくれる人がいないのでは…?」と心配な方も、ガイドがちゃんと水中写真を撮ってくれたり、他の参加者同士で撮り合ったりできますのでご安心を。
むしろ新しい出会いや交流が生まれやすいのがマリンツアーの良いところです。また、旅程を自分の好きに組める一人旅こそ、天気の良い日に狙いを定めてフットワーク軽くシュノーケリングに申し込める強みもあります。迷ったらぜひ一歩踏み出してみてください。
最後に、初心者からよく寄せられる質問とシュノーケリング時の注意点をまとめます。不安や疑問を解消して、安全に楽しみましょう。
Q: 泳げなくてもシュノーケリングできますか?
A: はい、大丈夫です。シュノーケリングは泳ぎが苦手な人でも参加できるマリンスポーツです。ツアーではライフジャケットを必ず着用するため、自然に体が浮きます。顔を水につけて足をバタつかせればゆっくり前に進めるので、泳力よりも水に慣れることが大切です。ガイドが浮き輪やボードに掴まらせて誘導してくれるので、全く泳げない方でも海中散策を楽しめます。ただしパニックにならないよう、落ち着いて呼吸することを心がけましょう。
Q: シュノーケリング中に足はつきますか?深さはどのくらい?
A: ツアーで行くポイントや潮の満ち引きによりますが、基本的に足の届かない深さで泳ぐことが多いです。水深は浅い場所で2~3m、深いと10m以上になることも。ただ、水面に浮いているだけなので足がつかなくても問題ありません。怖い場合は浮き具に掴まっていれば安心です。ビーチから直接入る場合は浅い場所もありますが、サンゴを踏まないよう注意しましょう。
Q: 雨が降ってもツアーは開催されますか?
A: 小雨程度であれば開催されることが多いです。水に入ってしまえば雨はあまり気になりませんし、石垣島の海は雨が降っても透明度が極端に落ちることは少ないです。ただし、台風や大雨・強風で海が荒れている場合は安全のため中止になります。多少の雨予報なら決行されるケースが多いので、心配な時は事前にショップに確認してみましょう。
Q: シュノーケリング中に危険な生き物はいますか?
A: 石垣島の海にはウニやオコゼなど毒のある生物もいますが、基本的にこちらから触らない限り危険はほぼありません。稀に夏場にハブクラゲ(クラゲの一種)が出ることがありますが、ビーチでは遊泳エリアに防護ネットを張るなど対策されています。
ツアーではウェットスーツやラッシュガード着用が推奨され、安全に配慮しています。万が一刺された場合もガイドが応急処置してくれますので過度に心配する必要はありません。ただし、自分から魚や生き物を追いかけ回したり、手で触れたりするのはトラブルの元なのでやめましょう。
Q: メガネをかけていますが参加できますか?
A: 眼鏡はシュノーケルマスクと併用できないため、基本的には外して参加いただく形になります。視力が心配な方は、使い捨てコンタクトレンズを装着してマスクを着ける方法があります。
またショップによっては度付きレンズのマスクを貸し出してくれる場合もありますので、予約時に相談してみてください。水中では思った以上に物がはっきり見えることも多いので、裸眼でも意外と楽しめるケースもあります。
Q: どんな服装で行けばいいですか?
A: 基本は水着着用でOKです。上からTシャツや短パン、ビーチサンダルなどラフな格好で集合し、現地でそのまま海に入れるスタイルが便利です。
終わった後に羽織れる上着(パーカーやウインドブレーカー)があると、濡れた体が冷えた時に役立ちます。また、女性で日焼けが気になる方はトレンカやレギンスで脚をカバーするといいでしょう。ツアー終了後に着替えられるよう、替えの服と下着もお忘れなく。
シュノーケリングの注意点
最後に、安全に楽しむための注意事項をまとめておきます。
必ずライフジャケット(またはウェットスーツ)を着用し、無理に素潜りしようとしないこと。初心者は常に浮いている状態でOKです。
サンゴ礁や海の生物には絶対に触れないようにしましょう。サンゴはデリケートで踏むと傷つき、自分も怪我をする恐れがあります。魚やウミガメも追い回さず、適度な距離で見守ってください。
日焼け止めや防寒対策をしっかりと。特に夏場は曇りでも日焼けします。冬場はボート上で冷えないよう風よけの上着を持参しましょう。
体調が優れない時や飲酒後の参加は避けましょう。船酔いしやすい方は酔い止めを予め飲んでおくと安心です。
天候や海況によっては無理をせず中止やポイント変更となる場合があります。ガイドの判断に従い、安全第一で行動してください。
以上を守っていただければ、石垣島のシュノーケリングはきっと楽しく素晴らしい体験になります。美しい海の世界を心ゆくまで堪能し、最高の思い出を作ってくださいね。
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