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石垣島は、日本屈指のシュノーケルスポットとして知られています。
海の透明度が高いため、さまざまな魚に出会えるでしょう。
また、季節やシュノーケルをするスポットによっても、それぞれ出会える魚に違いがある点も特徴的です。
今回は、石垣島のシュノーケル体験で出会える魚について紹介します。
目次
シュノーケルの大きな魅力は、道具さえあれば資格不要で手軽に美しい海の世界を堪能できる点です。
シュノーケルを使うことで、息ができなくなるということもなく、ライフジャケットを装着することで溺れる心配もありません。
泳ぎに自信がない人や、そもそも泳げないという人でも不安なく楽しめます。
海の世界は、陸とは違い、静かな時間を過ごすことができるので、神秘的な雰囲気を堪能できるでしょう。
楽しみ方も人それぞれなので、自分のペースで海中探索ができます。
さまざまな海でシュノーケルを楽しむことはできますが、特に石垣島は日本最大級のサンゴに囲まれた島として人気があります。
海の透明度も沖縄随一で、冬でも水温が20度前後あるため、1年中シュノーケルを楽しめる点も魅力です。
また、比較的浅い深度でもたくさんの魚を見ることができ、浮いているだけでも魚の観察ができるので、透明度の高い海が堪能できるでしょう。
美しい海の石垣島では、多くの魚に出会うことができます。
以下では、石垣島のシュノーケル体験で出会える魚の種類を紹介するので、参考にしてみてください。
ヒメアイゴは人気がある魚で、色鮮やかな模様が魅力です。
頭部に2本の黒色帯と黄色の背びれが特徴で、可愛らしい雰囲気が特徴といえます。
見た目は可愛らしいですが、毒があるので刺されないように注意しください。
カクレクマノミは、鮮やかな黄色の体に白い3本ラインが特徴の魚です。
小さくて可愛らしく、石垣島では多く生息しているので見つけやすさも魅力といえます。
イソギンチャクと共生しているので、ふっと顔を出してくれる時の愛くるしい姿が人気の理由といえるでしょう。
キリンミノは、ミノカサゴの仲間で体長は18cmほどの魚です。
赤褐色と白の縞模様が特徴的な魚で、主にサンゴ礁や岩礁の隙間に生息しているため見つけにくいかもしれません。
背びれの棘には強い毒性があるので、触れないようにしましょう。
セナスジベラは、浅瀬のサンゴ礁や岩礁に生息している魚です。
体長は15cm程度の小さめな魚ですが、カラフルな体色が魅力といえます。
体上部には黒色または、桃色の斜帯が数本あり、顔に赤い斑模様があるので見分けやすい魚だといえるでしょう。
セナスジベラの場合、海の中で地面で砂埃を出すと、餌の生き物がいると勘違いして近寄ってくれる場合もあります。
オオモンハゲブダイは、サンゴ礁や岩礁域周辺に生息している魚です。
体長30cm前後で、大きめなので見つけやすいでしょう。
美しい青色の体が特徴ですが、頬部分の鱗はオスとメスで違いがあります。
オスは目の後ろ側にオレンジ色の斑点があり、鮮やかな緑色も体の部分にあるので、美しいです。
一方、メスは茶褐色なので少し地味な色合いですが、見分けやすいのは魅力といえます。
オヤビッチャは、黒と白の縞模様と背びれの黄色が特徴の魚です。
石垣島のようなサンゴ礁が群生する浅い海に生息していて、幼魚の時は流れ藻などの浮遊物にもついているケースがあります。
光の加減で色合いが変わることもあるので、見つけるたびに新しい発見があるでしょう。
ツノダシは、体長が最大25cm程度の少し大きめな魚です。
頭部から長い背びれが伸びていて、ツノのように見えることが名前の由来になっています。
ツノダシは単独行動が基本なので、見つけにくいですが口がやや尖っている点で見分けることが可能です。
デバススズメダイは、美しい水色の魚です。
温和な性格が特徴で、他の魚とも柔軟に仲良く過ごしている姿を観察できます。
群れで活動している魚なので、シュノーケルで見かけた際はとても美しい姿を確認できるでしょう。
小さくふわふわ漂うように泳ぐ姿は、幻想的です。
オキナワスズメダイは、小さな群れをなして行動する魚です。
サンゴの周辺や岩場などに生息していて、通年見ることができる魚なので、愛されています。
体は暗い緑色をベースに、尾びれの上下で八の字のような黒色線がある点が特徴です。
小さな群れとなっているため、見つけやすいでしょう。
ロクセンスズメダイは、名前の通り体に6本の線が描かれている点が特徴の魚です。
尾ひれに太く、明瞭な黒い線が入っているので見つけやすさも魅力といえます。
ロクセンスズメダイは、警戒心が強く、縄張り意識が強いので、シュノーケルで近づくと素早く動きますが、よく見かけるので観察しやすいでしょう。
ミツボシクロスズメダイは、名前のとおり白い点が3つある黒い魚です。
体つきが丸いので、黒色でも愛くるしい見た目で観賞魚として人気があります。
群れで行動しており、サンゴのほか、イソギンチャク・ウミシダなどに集まっている姿は美しい光景です。
成魚よりも幼魚の方が3つの点が輝いており、成長するにつれて薄くなります。
クロソラスズメダイは、少し色合いが地味な魚ですが比較的見つけやすい魚です。
縄張り意識が強く、自分のテリトリーから離れることがありません。
名前のとおり、黒色の体でクロソラスズメダイの唯一のエサであるイグサの周囲にいつもいるのでわかりやすいです。
シリキルリスズメダイは、鮮やかな青い体に黄色い尾びれがチャーミングな魚です。
体長5〜7cm程度の小さな魚で、観賞魚としても人気があります。
美しい見た目とは裏腹に、性格はやや攻撃的で縄張り意識が強いです。
安易に近づきすぎないように、鑑賞してください。
ハマクマノミは、全身が赤みが強いオレンジ色をしている魚です。
鮮やかな色なので見つけやすく、カクレクマノミと同様にイソギンチャクと共生しています。
頭の部分に1本の白い縦線が入ってる点が特徴なので、違いを理解しておきましょう。
ギチベラは、美しい黄色の体が特徴の魚です。
体の色は、地理変異が多く、同じギチベラでもシュノーケルをする場所によって色が違う場合もあります。
まるで別の魚に見えるような、大きな変化もあるので、その時々のギチベラを観察してみてください。
海では、砂や岩の隙間を探りながら泳ぐ姿を見ることができます。
アミメフエダイは、沿岸の浅瀬から沖合の深海にかけて見られる魚です。
体は側扁形で、口には犬歯状の歯があります。
シュノーケルで見られる魚の中でも、成魚の大きさが40cm前後と大きいため、見つけやすい点も魅力です。
昼間は岩陰やサンゴの周辺で休んでいることも多く、夜になると活発になります。
トゲチョウチョウウオは、目元に1本通っている黒い帯が特徴の魚です。
体の後方と背びれ・尾びれが鮮やかな黄色で、背びれの後方に黒い斑点があります。
体長は約20cmで、観賞魚として人気です。
ムラサメモンガラは、体の中央に白い帯が入っていて、黄色い尾びれの付け根が特徴の魚です。
モンガラカワハギ科なので、縄張り意識が強く、特に繁殖期のメスは気性が荒いため、人間にも容赦なく追いかけてきます。
場合によっては頭突きをしてきたりなど、少々行動的な魚です。
観察する際は、少し距離感を持って行いましょう。
クラカケモンガラは、パッと見た印象はムラサメモンガラと似ていますが、お腹の辺りに暗色の斑があるのが目印です。
全体的にシャープな印象の魚で、色も美しいため観察にはもってこいでしょう。
俊敏な泳ぎが特徴で、警戒心が強く、近づくとすぐに逃げてしまいます。
繁殖期には攻撃的になる傾向がありますが、他のモンガラカワハギ科の魚の中では比較的温厚です。
クロハギは、体長50cm程度の少し大きめの魚です。
体色は、黒色・暗褐色をしていて、成魚の場合は全体的に黒っぽくなるのが特徴といえます。
尾鰭の付け根部分には、鋭い棘があり、外的から身を守る武器として機能しています。
触れると危険なので、近づきすぎないように注意しましょう。
シマハギは、黄色と黒の虎模様をしており、浅瀬に生息する魚です。
群れで行動する魚で警戒心低めなので、岩から海藻を削り取って食べる姿を観察することもできます。
観賞魚として人気があり、ダイバーの間でも親しまれている魚です。
クラカオスズメダイは、体長10cm程度の可愛らしい魚です。
体高が高い点が特徴で、淡い水色をしており、4〜5本の明瞭な暗色黄帯があります。
爽やかな色合いが美しく、シュノーケルで人気がある魚です。
単独行動もしますが、小さな群れで行動することも多く、観察しやすい魚といえます。
ゴマモンガラは、成魚で50cm以上になる大型のモンガラカワハギの一種です。
鋭い歯と強い顎を持っているため、6〜8月の繁殖期では凶暴化している傾向があります。
そのような時期に、ゴマモンガラの縄張りに入ってしまうと、時には人間の指を引きちぎるケースもあるので注意しましょう。
万一、ゴマモンガラが追いかけてきた際は、すぐにその場から離れ、縄張りエリアから抜けてください。
縄張りにいなければ、襲ってくることもないので安心です。
ニシキヤッコは、体側に約8本の黄色もしくは青色の横帯がある点が特徴の魚です。
体長20cm程度と大きさがあり、群れで行動するので鮮やかな魚群は圧巻の光景といえます。
少々神経質な部分があるので、あまり近づきすぎないようにしましょう。
ミツボシキュウセンは、鮮やかな色が魅力の魚です。
オスとメスで模様が違う点が特徴で、オスは体の前部に模様があり、後部は白っぽくて尾びれが黄色く、尾柄の上には黒斑があります。
メスは、オスよりも体が小さく、白っぽい色をしていて尾柄の上に黒斑があるだけです。
単独、もしくは少数の群れで行動します。
アマミスズメダイは、サンゴ礁帯や磯周辺といった水深30m以浅に生息している魚です。
体長15cm程度で、可愛らしい雰囲気が魅力といえます。
群れで行動することが多いので、シュノーケルの際に観察しやすい魚です。
幼魚の時は、顔の部分が鮮やかな青色になっている点が特徴で、成長するにつれて全体的に青色になります。
光の加減によって、青紫色にも見える美しい魚として知られています。
カンモンハタは、茶褐色の小斑がたくさんあるのが特徴の魚です。
体側の背部にのみ、黒斑はありません。
体長は25cm程度で、少し大きめなので見つけやすい魚といえるでしょう。
群れではなく単独行動を好む魚で、石垣島では多く見かける魚です。
アカオビベラは、まるでカミナリが落ちたような模様が特徴の魚です。
浅い場所でオス・メスともに出会える魚として人気があり、個性的な柄が魅力といえます。
メスは少し落ち着いた暗色をしており、派手さはありませんが、体の丸みが可愛らしいです。
ハナゴイは、全長12cm程度の小さな魚です。
体はやや細長く、鮮やかな赤紫色をしているので海の中でもとても目立ちます。
ハナゴイは群れをなして行動する魚なので、圧巻の光景を確認できるでしょう。
オスとメスの大きさは大きく異なり、背びれの形も違うので見分けがつきやすいです。
ハナゴイは、背びれの柄がそれぞれ少し違うのでその点も鑑賞魚として魅力的だといえます。
メガネゴンベは、名前のとおり目元にU字状の模様があり、まるでメガネをかけているような見た目が特徴の魚です。
比較的浅瀬で見かける魚で、縄張り意識が強いところがあります。
サンゴの上や岩の隙間にじっとしているため、見つけやすく、鑑賞しやすいでしょう
チョウハンは、鮮やかな黄色と黒のコントラストが特徴の魚です。
単独で行動することが多いですが、ペアでも行動するのでまるでカップルのようなチョウハンを見ることができるでしょう。
観賞魚として人気があり、凶暴性もないので安心して見ることができます。
ヒフキアイゴは、中型の魚で尖った口先と美しい黄色の体色が特徴的です。
別名「フォックスフェイス」と呼ばれるユニークな顔つきをしているので、シュノーケルの際にも見つけやすいでしょう。
海で元気に泳ぎ回る姿を見つけると、近づきたくなりますが、ヒフキアイゴはひれの尖った部分に毒を持っているので近づきすぎないようにしてください。
石垣島には、さまざまな生き物を見ることができますが、季節やそれぞれのスポットでも違いがあります。
以下では、季節&スポット別の石垣島のシュノーケル体験で出会える生き物について紹介します。
春の石垣島では、コブシメと呼ばれるコウイカ科の一種です。
外套長が50cm以上もあり、体重は12kgとコウイカ類の最大種として知られています。
コブシメは、3月〜5月のGW頃まで2〜5mの浅瀬で産卵を行うので、シュノーケルでも観察が可能です。
5月頃からは、熱帯魚の赤ちゃんを見れる機会も増えるので、春はシュノーケルの時期といえるでしょう。
石垣島では、夏に運が良ければシュノーケルでウミガメに出会うことができます。
ウミガメと一緒に泳ぐことができたら、大きな思い出になるでしょう。
5〜9月頃まで、ウミガメの産卵期なので高い確率でウミガメに会うことができます。
遭遇スポットを慎重に選んで、ウミガメに会ってみてください。
石垣島の秋・冬は、全国と比較しても暖かいので、魚に出くわすことは可能です。
秋は沖縄の台風シーズンではありますが、その分旅行客がいなくて狙い目の時期ともいえます。
そんな秋・冬の海では、マンタに出会える確率が高いです。
海の中で会うマンタは非常に幻想的な雰囲気を楽しめるので、不安定な天候に注意しながらシュノーケルを楽しみましょう。
神秘的な景色が楽しめる「青の洞窟」は、シュノーケルだけではなく映えスポットとしても人気があります。
そんな青の洞窟では、ルリスズメダイやアカネハナゴイを見ることができるでしょう。
優雅に泳ぐ姿を見ているだけでも、心が和みます。
岩場が少なく、設備も充実している「底地ビーチ」は、シュノーケル初心者でも安心して利用できる場所です。
砂浜が広がっているので、ベラが泳ぐ姿を見つけやすいでしょう。
底地ビーチは、石垣島の中でも人気の観光地として知られており、海は穏やかな波が流れています。
シュノーケルでゆっくりと楽しみたい人には、特におすすめの場所です。
石垣島の中心地から車で約15分の場所にあるフサキビーチは、美しい海とシュノーケルを楽しめるビーチです。
フサキビーチの目の前には、石垣島きってのリゾートホテルがあり、シーズンになればウミガメが産卵する姿もみられるでしょう。
感動的なサンセットを望めるので、シュノーケル以外にも楽しみがあるスポットです。
希少なアオサンゴを見ることができるスポットとして、世界中から注目されている白保海岸はアクセスの良さも魅力です。
北半球最大級といわれる、アオサンゴ群生地帯を有しています。
白と黒の縞模様が可愛らしいミスジリュウキュウスズメダイも生息しており、美しいサンゴに寄り添うように泳ぐ姿はホッとする時間を提供してくれます。
石垣島でのシュノーケルは、美しい魚たちに出会える魅力的な時間ですが、いくつか注意点があるので覚えておきましょう。
以下でそれぞれ紹介するので、シュノーケルをする際の参考にしてください。
シュノーケルをする際、魚を見ると思わず触れたくなってしまいますが、絶対に触れてはいけません。
美しい見た目とは裏腹に、種類によっては毒を持っている生き物もいます。
攻撃される可能性もあるので、絶対に触れてはダメです。
一緒に泳いでいる写真を撮る、距離を保って観察するなど、触れずに楽しむのがベストといえます。
意外に知られていない注意点として、泳ぐときに斜め前を見るという点が挙げられます。
一生懸命に海の中を見たいと思うあまり、下を向きすぎるとシュノーケルの先が水の中に入り、水を飲んでしまいかねません。
水が入らないよう、泳ぐ時は常に斜め前を見るようにしてください。
海に出入りするときは、波の高さ・タイミングに注意しましょう。
波の高さは一定ではなく、入ってみると意外に高かったということも多いです。
そのため、よく波を見て、一番低いタイミングで出入りするようにしてください。
石垣島のシュノーケル体験で出会える魚について紹介しました。
透明度が高く、美しい石垣島の海でしか出会えない魚たちを鑑賞し、良い思い出を作りましょう。
注意点をしっかり理解しておけば、安心して海を楽しめます。
季節やスポットによっても見られる魚は異なるので、自分が出会いたい魚に合わせて選んでください。
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