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石垣島離島めぐり完全ガイド|おすすめの島から行き方まで初心者向け解説

石垣島を拠点とした離島めぐりは、沖縄旅行の醍醐味のひとつです。エメラルドグリーンの海に囲まれた個性豊かな島々は、それぞれ異なる魅力を持っています。

竹富島の赤瓦の街並み、西表島の手つかずの自然、小浜島ののどかな風景など、どの島も忘れられない思い出を与えてくれるでしょう。

この記事では、石垣島離島観光を計画している方に向けて、基本知識からおすすめの島、アクセス方法、観光スポット、モデルコースまで詳しく解説します。初めての方でも安心して離島めぐりを楽しめるよう、実用的な情報をお届けします。

石垣島から行ける離島の基本知識

石垣島離島めぐりを楽しむためには、まず基本的な知識を身につけることが大切です。八重山諸島の地理や気候、離島ターミナルの使い方、必要な持ち物、ベストシーズンなど、事前に知っておくべき情報をご紹介します。

これらの知識があることで、より充実した離島観光を楽しむことができるでしょう。

八重山諸島ってどんなところ?

八重山諸島は、石垣島を中心とした沖縄県最南西部の島嶼群です。

石垣島、竹富島、西表島、小浜島、黒島、新城島、鳩間島、波照間島、与那国島など、大小12の有人島と多数の無人島から構成されています。亜熱帯海洋性気候で年間を通して温暖な気候が特徴です。

離島ターミナルの使い方

石垣島離島ターミナルは、各離島への玄関口となる重要な施設です。ターミナル内には各船会社の窓口があり、乗船券の購入や時刻表の確認ができます。

待合室には売店やレストランもあるため、出発前の時間を有効活用できます。各船会社によって乗り場が異なるため、事前に確認しておきましょう。

離島めぐりに必要な持ち物

離島観光では、日焼け止め、帽子、サングラス、水着、タオルが必須アイテムです。特に紫外線対策は重要で、沖縄の強い日差しから肌を守る必要があります。

また、各島には商店が少ないため、飲み物や軽食を事前に準備しておくと安心です。防水バッグもあると、マリンアクティビティの際に貴重品を守れます。

離島観光のベストシーズン

石垣島離島観光のベストシーズンは4月から10月です。この時期は海水温が高く、マリンアクティビティを存分に楽しめます。7月から9月は台風シーズンですが、晴れた日の海の美しさは格別です。

11月から3月は比較的涼しく、観光客も少ないため、ゆっくりと島時間を満喫できます。ただし、海に入るには少し肌寒く感じることもあります。

石垣島離島のおすすめ5選

石垣島から日帰りや宿泊で訪れることができる離島は数多くありますが、その中でも特におすすめの5つの島をご紹介します。

それぞれの島が持つ独特の魅力や特色を理解することで、あなたの旅行スタイルや興味に最も合った島を選ぶことができるでしょう。

竹富島|古き良き沖縄の風景を楽しめる島

竹富島は石垣島から船で約10分の距離にある、周囲約9kmの小さな島です。赤瓦の民家と白砂の道が織りなす伝統的な沖縄の集落景観が美しく保存されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

水牛車での集落めぐりは観光の定番で、三線の音色を聞きながらゆっくりと島内を散策できます。コンドイビーチは遠浅で透明度が高く、家族連れにも人気のスポットです。島内にはレンタサイクルもあり、自分のペースで観光を楽しめます。

西表島|大自然とアクティビティが魅力の島

西表島は沖縄県で2番目に大きな島で、島の約90%が亜熱帯の原生林に覆われています。マングローブカヌーやトレッキング、シュノーケリングなど、豊富なアクティビティが楽しめるのが最大の魅力です。

仲間川や浦内川でのマングローブツアーでは、イリオモテヤマネコをはじめとする貴重な野生動物に出会える可能性があります。由布島への水牛車体験も人気で、干潮時には歩いて渡ることもできます。星砂の浜では、星の形をした砂を見つける楽しみもあります。

小浜島|のどかな時間が流れるちゅらさんの島

小浜島は「ちゅらさん」の舞台として有名になった、のどかで美しい島です。島の中央にある大岳からは360度のパノラマビューが楽しめ、八重山諸島の島々を一望できます。はいむるぶし周辺のビーチは透明度が高く、シュノーケリングに最適です。

サトウキビ畑が広がる一本道は「シュガーロード」と呼ばれ、ドラマのロケ地としても人気の撮影スポットです。島内にはリゾートホテルもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

黒島|牛が人より多い静かな島

黒島は人口約200人に対して牛が約3000頭という、牛が人より多い珍しい島です。ハート型の形をしていることから「ハートアイランド」とも呼ばれています。

黒島研究所では、ウミガメの研究施設を見学することができ、運が良ければウミガメの産卵シーンに立ち会えることもあります。島内は平坦で自転車での観光が最適です。

西の浜海岸は美しいサンセットスポットとして知られており、静かな環境でのんびりと過ごすことができます。

波照間島|日本最南端の絶景スポット

波照間島は日本最南端の有人島で、「果てのうるま(珊瑚礁)」が名前の由来とされています。ニシ浜ビーチは「波照間ブルー」と呼ばれる美しい青い海で有名で、その透明度と美しさは八重山諸島随一と言われています。

日本最南端の碑では記念撮影ができ、南十字星観測タワーでは天体観測も楽しめます。泡盛の最高峰「泡波」の産地としても知られており、島内の商店で購入することができます。アクセスは他の島と比べて少し大変ですが、その分手つかずの自然が残されています。

石垣島離島へのアクセス方法と料金

石垣島から各離島へのアクセスは船が基本となります。船会社や運航スケジュール、料金体系を事前に把握しておくことで、スムーズな離島めぐりが可能になります。

また、日帰りと宿泊のメリット・デメリット、離島間の移動についても詳しく解説します。計画的な移動で、限られた時間を有効活用しましょう。

各離島への船の時刻表

石垣島離島ターミナルからは、安栄観光、八重山観光フェリー、石垣島ドリーム観光の3社が運航しています。竹富島へは1日約20便、所要時間約10分と最もアクセスが良好です。西表島(大原港・上原港)へは1日10〜15便、所要時間約40〜45分です。

小浜島へは1日7〜10便、所要時間約25分、黒島へは1日5〜7便、所要時間約30分となっています。波照間島へは1日2〜3便と本数が少なく、所要時間約60分と最も時間がかかります。

天候により欠航することもあるため、事前に運航状況を確認することが重要です。

乗船券の料金と予約方法

各離島への片道料金は、竹富島が740円、西表島が1570円、小浜島が1220円、黒島が1220円、波照間島が1570円です。

往復割引や1日フリーパス、離島めぐりパスなどお得な乗船券も用意されています。予約は各船会社の窓口や公式サイト、電話で可能です。

繁忙期や波照間島への便は満席になることがあるため、事前予約がおすすめです。当日券も購入できますが、時間に余裕を持って手続きを行いましょう。

日帰りと宿泊どちらがおすすめ?

日帰り観光のメリットは、複数の島を効率的に回れることと、宿泊費がかからないことです。特に竹富島や小浜島は半日でも十分に楽しめます。

一方、宿泊のメリットは、島の夜の雰囲気や朝の静寂を体験できることです。西表島や波照間島のように見どころが多い島は、宿泊してゆっくりと楽しむのがおすすめです。

初回は日帰りで島の雰囲気を確認し、気に入った島に再度宿泊で訪れるという方法も人気です。

離島間の移動について

離島間の直行便は限られており、基本的には石垣島を経由する必要があります。竹富島と小浜島、西表島と小浜島の間にはフェリーの運航もありますが、本数が少ないため事前の確認が必要です。

効率的に複数の島を回りたい場合は、離島めぐりツアーの利用も検討しましょう。ツアーでは移動の手配がすべて含まれており、限られた時間で複数の島を訪れることができます。自由度は下がりますが、初心者には安心のプランです。

石垣島離島のおすすめ観光スポット

各離島には、それぞれ個性的で魅力的な観光スポットがあります。絶景を楽しめるビューポイント、家族で安心して楽しめるビーチ、SNS映えする撮影スポット、地元の味を堪能できるグルメスポットなど、目的別におすすめのスポットをご紹介します。

事前にチェックして、充実した離島観光を楽しんでください。

絶対に見ておきたい絶景ポイント

竹富島のなごみの塔からは、赤瓦の集落と青い海のコントラストが美しいパノラマビューが楽しめます。小浜島の大岳展望台は標高99mで、360度の絶景が広がる八重山諸島屈指のビューポイントです。

西表島の古見岳は上級者向けですが、山頂からの眺望は格別で、イリオモテヤマネコの生息地も見渡せます。波照間島の高那崎は断崖絶壁の絶景スポットで、荒々しい自然の力を感じることができます。

黒島の伊古桟橋は海に突き出た桟橋で、夕日の撮影スポットとして人気です。

家族連れにおすすめのビーチ

竹富島のコンドイビーチは遠浅で波が穏やかなため、小さなお子様連れのファミリーに最適です。透明度が高く、熱帯魚を間近で観察できるのも魅力です。

小浜島のはいむるぶしビーチは設備が整っており、シャワーやトイレも完備されています。西表島の星砂の浜では、星の形をした砂探しが子どもたちに大人気です。

黒島の西の浜は人が少なく、プライベートビーチのような雰囲気でゆっくりと過ごせます。波照間島のニシ浜は美しさでは随一ですが、波がやや高いため注意が必要です。

インスタ映えする撮影スポット

竹富島の水牛車と赤瓦の民家は、沖縄らしさを象徴する絶好の撮影スポットです。小浜島のシュガーロードは、まっすぐ続く一本道とサトウキビ畑が印象的な写真を撮影できます。

西表島の仲間川マングローブでは、カヌーに乗りながら神秘的な水上風景を撮影できます。波照間島の日本最南端の碑は記念撮影の定番スポットです。

黒島のハート型の島の形は空からでないと撮影できませんが、島内の牛と青い海のコントラストは絶好の被写体となります。

地元グルメが味わえるお店

竹富島の「そば処 竹乃子」では、八重山そばと沖縄料理が味わえます。手作りの優しい味が評判で、観光客にも地元の人にも愛されています。

小浜島の「結風」では、島野菜を使った創作料理が楽しめます。西表島の「初枝」では、猪肉料理や山菜など、西表島ならではの食材を使った料理が味わえます。

波照間島では幻の泡盛「泡波」が有名で、島内の商店で購入できますが、数量限定のため早めの購入がおすすめです。黒島の商店では、島で作られた黒糖や黒島牛を使った商品が購入できます。

石垣島離島めぐりのモデルコース

離島めぐりを最大限に楽しむためには、事前の計画が重要です。滞在日数や興味のあるアクティビティ、同行者の年齢層などを考慮して、最適なコースを選びましょう。

初心者向けから上級者向けまで、さまざまなニーズに対応したモデルコースをご紹介します。これらを参考に、あなただけのオリジナルコースを作成してみてください。

初めての方向け1泊2日コース

【1日目】

石垣島到着後、離島ターミナルから竹富島へ(10:00発)。水牛車観光と集落散策を楽しみ、コンドイビーチで海水浴(11:00〜15:00)。石垣島に戻り、市内で夕食と買い物(16:00〜19:00)。

【2日目】

小浜島へ日帰り観光(9:00発)。大岳展望台からの絶景とシュガーロード散策、はいむるぶしビーチでのんびり過ごす(10:00〜15:00)。

石垣島に戻り、ユーグレナモールでお土産購入後、空港へ。このコースは移動時間が短く、離島の雰囲気を十分に味わえる初心者に最適なプランです。船の本数も多いため、時間調整がしやすいのも魅力です。

がっつり楽しむ2泊3日コース

【1日目】

石垣島到着後、西表島(上原港)へ(13:00発)。

由布島水牛車体験と西表島温泉で疲れを癒す。西表島泊。

【2日目】

早朝からマングローブカヌーツアーに参加(8:00〜12:00)。

午後は星砂の浜でシュノーケリング(14:00〜17:00)。西表島泊。

【3日目】

波照間島へ移動(石垣島経由、10:00発)。ニシ浜ビーチと日本最南端の碑を観光、泡波購入(11:30〜15:00)。

石垣島に戻り空港へ。このコースは西表島の大自然と波照間島の絶景を満喫できる、アクティブな旅行者におすすめのプランです。事前予約が必要なツアーが含まれているため、早めの手配が重要です。

日帰りで楽しむ半日コース

朝の便で竹富島へ向かい(9:00発)、レンタサイクルで島内を効率的に回るコースです。なごみの塔で集落を一望し(9:30〜10:00)、コンドイビーチで海水浴(10:30〜12:00)。集落内で八重山そばの昼食(12:30〜13:30)、お土産購入後、午後の便で石垣島に戻ります(14:30発)。

半日という短い時間でも、竹富島の魅力を十分に感じることができるコースです。石垣島での他の予定と組み合わせやすく、時間を有効活用できます。移動時間が短いため、のんびりとした島時間を楽しめるのも魅力です。

子連れファミリー向けコース

小さなお子様連れのファミリーには、安全で設備の整った島を中心としたコースがおすすめです。

【1日目】

竹富島で水牛車観光と星砂探し、コンドイビーチで海遊び。遠浅で波が穏やかなため、小さなお子様でも安心して楽しめます。

【2日目】

小浜島のはいむるぶしビーチでマリンアクティビティ。設備が充実しており、着替えやシャワーも心配ありません。リゾートホテルのプールも利用できるため、海に飽きたお子様も楽しめます。

このコースでは移動時間を最小限に抑え、お子様の体調や機嫌に合わせて柔軟にスケジュール調整ができるように計画されています。各島にはファミリー向けのレストランもあり、食事の心配もありません。

まとめ:石垣島離島で忘れられない思い出を作ろう

石垣島離島めぐりは、それぞれ異なる個性を持つ美しい島々を効率的に楽しめる、沖縄旅行の醍醐味です。竹富島の伝統的な集落風景、西表島の手つかずの大自然、小浜島ののどかな時間、黒島の静寂、波照間島の絶景など、どの島も特別な体験を提供してくれます。

事前の準備と計画をしっかりと行うことで、限られた時間の中でも充実した離島観光を楽しむことができます。船の時刻表や料金体系を把握し、天候や体調に合わせて柔軟にスケジュールを調整することが成功の鍵となります。また、各島の特色を理解し、自分の興味や旅行スタイルに合った島を選ぶことも重要です。

初めての方は日帰りで複数の島を回り、気に入った島に再度宿泊で訪れるという段階的なアプローチもおすすめです。マリンアクティビティが好きな方は西表島、のんびりと過ごしたい方は竹富島や小浜島、絶景を求める方は波照間島といったように、目的に応じて島を選択しましょう。

石垣島離島の美しい自然と温かい島の人々との出会いは、きっとあなたの人生に特別な思い出を刻んでくれるはずです。事前準備をしっかりと行い、安全に気をつけながら、素晴らしい離島めぐりの旅をお楽しみください。八重山の美しい海と島々が、あなたの訪問を心よりお待ちしています。

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